一般財団法人 イトオテルミー親友会
全国約50,000名の会員を持つ親友会は、イトオテルミー療法を中心に個人の健康、家族の健康、社会の健康を考え、また健康をテーマに社会に貢献することを目指しています。現代は人と共に喜び励まし合う、この当たり前と思われることが非常に難しくなっています。そのような社会において、親友会はイトオテルミー療法を通じて、万人が望む健康を共に考え、個々に健康観を築き、人との絆を大切に助け合い、豊かな生活を送ることを目的とした仲間の会です。
親友会が考える「健康」とは?
一般財団法人イトオテルミー親友会(以下、親友会)が考える健康とは何でしょうか?
現代医学の治療は、医薬品の投与、その他の方法により病気を抑え、健康を回復しようとしますが、テルミーでは自然治癒力を日ごろから高めることによって健康を維持しようと考えます。しかし、どんなに健康に気をつけていても、病気や障害をもって生きなければならないこともあります。
たとえ、病気や障害をもったとしても、自分の人生に喜びを見出し、いきいきとその人らしく生きていくことができるならば、幸せな人生と言えるのではないでしょうか。そしてそのことが健康的な生き方であると親友会は考えます。人にはそれぞれの人生観があるように、幸せの形もまた人によって違います。健康に対する考えもそれぞれ違います。それぞれの人がその人らしさを生かして健康観を確立していくことが大切です。
親友会は、支部の講習会や会報『ザ・テルミー』誌などを通じて、健康について会員の皆さまと一緒に考えていきます。
なぜ"家庭"健康療法なのですか?
多くの療法が治療師と患者という関係で成り立っているのに対して、テルミー療法はご自身で、或いは家庭内で健康の維持増進を図ることを目指しています。それが"家庭健康療法イトオテルミー"と言われるところです。
では、なぜ"家庭"健康療法なのでしょうか。
創見者の伊藤金逸博士は、食事をはじめ、生活の基盤である家庭に着目し、心身の健康を育む場である家庭にテルミーを広め、それぞれの家庭で病気の予防に役立ててもらうことを考え、家庭健康療法として出発しました。病気になってから治すのではなく、病気にならない健康づくりを考え、人の持つ自然治癒力を高めることによって病気を未然に防ぐことを目指したのです。
また、テルミー療法では健康の維持増進や病態の改善だけでなく、家族のコミュニケーションを図る一助となることを願っています。