2018-05-28
ふくとくさん家 「つかれ」
疲れには、脳が主体となって疲れを感じている状態と、脳以外の体の筋肉などに疲れの感覚を感じる状態があります。また、がんや糖尿病、慢性疲労症候群などの病的疲労もありますので放置しないようにしましょう。
疲労は、痛みや発熱などの症状とならんで生命を護り、健康を維持する上での重要な体のシグナルです。過度な心身の疲れには、自働テルミーよりも家族の手による全身テルミー(他働テルミー)の継続をすすめます。
【全身テルミー】
(※上図参照。全身テルミーの順序は「うつぶせ→あおむけ→座位」が基本です。)
1日1回、所要時間は10 ~ 20分、テルミー線2 ~ 4本で状態にあわせて増減します。一般的に、疲労回復には就寝前に、力加減は弱強の変化をつけた気持ちのよい摩擦法を用いて熟睡へと誘います。残業で帰宅が遅いときには、出勤前に短時間で行います。
【局所テルミー】
1日1 ~ 2回、所要時間は3 ~ 5分。目や足の疲れ、肩の凝り、胃腸の不調などには一度、全身テルミーをした後、または全身テルミーを始める前に摩擦やテルミースコープで温めると効果的です。指で押して気持ちのよい部位には点擦を用いてもかまいません。皮膚表面に手でふれて温かくなれば一度中止します。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
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