2018-02-10
ふくとくさん家 「痛風」
痛風の名称は「痛みの悪風に中(あた)る」という意味で、吹く風が強くなったり穏やかになったりするように、痛みがひどくなった り(痛風発作)和らいだりを繰り返す疾患です。痛風発作(激烈な痛み)は、足の親指の関節に好発し、発作を繰り返すたびに症状は増悪します。血液検査では、血中の尿酸値が高値を示します。
日常の生活習慣を見直し、医師の治療を優先してください。
【全身テルミー】
1日1 ~ 2回、10 ~ 20分。テルミー線は2 ~4本を目安に増減します。弱~中程度の力加減で温和な気持ちのよいテルミーを心がけます。心身を癒して代謝を促進します。テルミーの前後にコップ1杯の水を飲用するのもよいでしょう。
【局所テルミー】
痛風発作時は、まず健常な部位(図1)にテルミーで手当てをしてから、激烈な痛みの部位(漫画のコマ3)には病変部より離して短時間の空間法(テルミースコープでテルミー線3 ~ 5本または内管に2本装着)を用います。温め過ぎるとかえって後で疼(うず)きますので、足りないくらいの刺激(作用時間や熱量)を按配するのが重要なポイントになります。
足をクッションにのせて高くすると痛みは軽減します。関節部の炎症(痛み、発赤、腫れ)が治まるまでは病変部には特に弱刺激を心がけて、前記の要領で1日複数回、状態を観察しながら用いてください。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
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