2017-06-30
ふくとくさん家 「発熱」
発熱は病気に伴う症状の一つで、感染症、悪性腫瘍、膠原病などが原因となります。また、幼少児は体調を崩しやすく、突然に発熱することも少なくありません。発熱時、意識がはっきりしていて活動でき、飲食が可能な場合は家庭内で管理できますが、グッタリして元気がない、熱が何日も下がらないときは早めに医師の診察を受けてください。38.5℃以上でインフルエンザが疑われるときは医師の診察を優先しましょう。
【全身テルミー】
自然治癒力を高めるために、1日1~2回、1回10分を目安に全身状態や体温を観察しながら増減します。温和な柱火で、力加減は弱~中程度の刺激で気持ちのよい摩擦法を用います。室温には十分な注意を。
【局所テルミー】
1日複数回、1回3~5分が目安です。一般的に発熱時は足の裏(図1)や仙骨部、肩甲骨と肩甲骨の間(図2)を空間法(テルミースコープにテルミー線3~5本装着)や摩擦法で十分に温めます。腹部も温めましょう(図3)。汗が出るようになれば、徐々に熱は下がります。皮膚が敏感になりスコープの熱をピリピリと熱く感じるときには、皮膚面にガーゼを当てても構いません。寒気がある場合には特に保温に気を配り、身体が熱いときには水分を補給してください。汗をかいたらその都度汗を拭き、衣類の交換をしてください。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
本記事の画像の著作権は、一般財団法人イトオテルミー親友会に属します。 記事の複製・転載を禁じます。