2017-05-31
ふくとくさん家 「生理痛」
月経期間中に腹部や腰部の痛みが強く、日常生活に支障をきたすような場合には、我慢しないで、医師に相談して適切な治療を受けましょう。生理痛には、痛みを起こす原因となる病気が隠れている場合があるからです。
【全身テルミー】
1日1回、10~20分。テルミー線は2~4本を目安に増減します。力加減はやさしい摩擦や圧を加えた少し強めの摩擦法を用いたりして変化をつけます。温和で気持ちのよいテルミーで爽快感を与えて、内分泌系と自律神経系の協調作用を高めましょう。
【局所テルミー】
1日適宜、3~5分。痛みが強い場合には、まず、テルミースコープ(テルミー線3~5本装着)で温めてから摩擦法を用いると、熱の透過性がよく、痛みを早く緩和することができます。腹部全体の皮膚には、力加減は弱く、やさしい摩擦法で臍部を中心に渦巻き状にかけます(図1)。また、仙骨部にも力加減は強くなく、やさしい摩擦法や空間法を用います(図2)。温まったら一度中止し、あとでまた温めるようにしましょう。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
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