2017-03-01
ふくとくさん家 「鼻づまり」
鼻づまりは、鼻粘膜の炎症によって、鼻の粘膜が腫れて鼻腔内が狭くなることで起こります。鼻腔内に鼻水が溜まると空気の流れが悪くなり、口で呼吸するようになります。温めて血流をよくすると鼻づまりは緩和します。再三、鼻づまりを起こすような場合には、一度、医師の診察を受けてください。
【全身テルミー(幼小児の場合)】
1日1回。約5~10分、テルミー線は約1~2本を目安にしてかけます。中程度の柱火を目安に、力加減は第一~第二様式を上限に気持ちのよいテルミーを心がけます。温熱刺激によって血流がよくなり鼻づまりを緩和することができます。
【局所テルミー】
1日1~2回、鼻がつまった場合に中程度の柱火でまず、頭部、後頸部、肩を摩擦して温めます(図1)。柱火が小さくなれば、顔面の額から頬、鼻翼、鼻筋のあたりに摩擦して温めます(図2)。空間法を用いても構いません(図3)。鼻の両側に軽く点擦を行うのもよいでしょう。幼小児の場合には、鼻部のテルミーは3指1本把持法を用います。手足が冷えていれば手足もかけて血流を良くしましょう。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
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