2017-02-01
ふくとくさん家 「魚の目」
魚の目は、足の裏や指にできることが多く、正式には鶏眼けいがんといいます。名前のとおり円形状で魚の眼球に似ているところからこの名がついています。魚の目は、皮膚の角質(表皮の角質層)の一部が長時間に及ぶ圧迫や刺激によって厚くなり、皮膚の深いところにまで進入して、硬い芯をつくりながら進行していきます。芯は真皮内に向かって増殖し、神経を刺激するために痛みが出現します。 ハサミや爪切りなどを用いて魚の目を切りとらないことや、足に合わない靴は履かないようにすること、また、専門医の診療を受けることは大事です。
【全身テルミー】
1日1回、20分を目安にかけます。テルミー線の使用は約2~4本とし、第一~第二様式の力加減で行います。体の一部にでも痛みなどの不快感があると、全身の筋肉の緊張がみられます。全身テルミーで皮膚の血行を良くし、筋肉の緊張を和らげて新陳代謝の促進をはかりましょう。
【局所テルミー】
1日2回~複数回、魚の目の部分やその周囲に空間法を適用します(図1)。魚の目の大きさによってテルミー線は2本(内管に装着時)、3本(テルミースコープ使用時)と適宜に用いてください。皮膚の新陳代謝を促進し痛みを緩和します。魚の目の周囲には摩擦法や軽く点擦法を用いても構いません(図2)。魚の目の部分がぬくもれば一度やめ、またあとで同じように行いましょう。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
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