2016-05-01
ふくとくさん家 「つわり」
つわりは妊娠初期の症状で、悪心おしん、嘔吐、食欲不振、嗜好の変化などがみられます。大部分は妊娠16週ごろには消失し、全身状態に重大な影響が及ぶことはありませんが、栄養障害がみられる場合は医師の診察を受けましょう。
つわりの要因のひとつに、内分泌系(ホルモン)や自律神経系のバランスの乱れがあげられます。温和な気持ちのよい全身テルミーはそれらのバランスを調整して自然治癒力を高めます。また、家族の愛情あるテルミーは安心感や希望を与えます。他働・自働テルミーを併用して不快感を軽減し、妊婦さんと胎児の健康増進をはかってください。
【全身テルミー】
1日1回。10~20分。火加減・力加減は中程度を目安に摩擦法による快適で温和な刺激を与えます。胃部不快感や嘔吐などが持続すると背中の筋肉がこるようになるので、他働テルミーでは摩擦した後、肩や胸椎両側の筋肉のこりに対して小さな柱火で軽く点擦を行います(図1)。
【局所テルミー<】
1日適宜。1回3~5分。火加減はやや大きく、力加減はやさしく、臍へそを中心にまるく円を描くように腹部全体を摩擦します(図2)。心窩部(みぞおち)や肝臓、背中、仙骨部には冷温器での摩擦のほかにスコープ(テルミー線3~5本装着)で温めるのもよいでしょう。皮膚を手で触れて温かくなったら、いったん中止します。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
本記事の画像の著作権は、一般財団法人イトオテルミー親友会に属します。 記事の複製・転載を禁じます。