2015-09-03
ふくとくさん家 「首の筋ちがい」
ふくとく家のおじいちゃんのように、振り向いたとたん首に衝撃が走り、痛くて動かせなくなる状態を首の「筋ちがい」といいます。急性の軽い首の捻挫と考えられ、思わぬ方向への頸椎の動き、筋肉・靭帯の疲労や血流障害などが原因となります。テルミーをかける際は強刺激の摩擦や点擦を避け、回数を分けて表面から深部をじんわりと温めていきましょう。手や指先にシビレがあるときは、必ず医師の診察を受けてから行ってください。
【局所テルミー】
まずスコープによる空間法を後頭部、後頸部と首のつけ根両側の肩に適用し、筋肉をやわらかくします(図1)。次に冷温器の摩擦法や点擦法を適用します。手で触れて筋肉がかたいところ、押して痛い部位に小さな火でゆっくりとした深い点擦を行います(図2)。前記の部分が温まったら、テルミーは一度中断してください。以上の方法で、1日3~4回温めるとよいでしょう。
【全身テルミー】
1日1回の全身テルミーを併用すると、ずっと楽になるでしょう。慢性の場合は背中や腰を念入りに(図3)。
※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。
※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
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